24時間
それは誰にでも平等に与えられた時間。にもかかわらず、この社会にはさまざまな「差」が存在しています。
稼げる人稼げない人、モテる人モテない人、仕事の早い人遅い人。
足の早い人遅い人、売れる店売れない店、勝てるチーム勝てないチーム。
全ての差の原因を時間だけで説明することはできませんが、時間をどう扱ったかは「差」に大きな影響を与えているように思えます。
マンダラートの時間の項の前に、一度時間についてふれてみたいと思います。
時間の分類
私は日々の時間をCreative、Watse、Taskの3つに分類して使っています。
ポイントは2つ
- その時間は自由に使える(コントロールできる)時間か
- その時間を使って何かを生み出すか
まず、自分で自由に使えない、コントロールできない、内容が決まっている、回避できない、やらなければならない、ことに使う時間は全てWasteに分類します。
そして自由に使える、裁量権が自分にある時間で且つ何かを生み出す時間をCreative、何も生み出さない時間をWaste、に分類します。
唐突な横文字にツッコまないこと!
それぞれ見ていきましょう。
Creative
自由に使えて且つ何かを生み出す時間はCreativeに属します。
それがモノなのか、お金なのか、交友関係なのかはわかりません。
ただそれが現状まだ手に入っていないものを手に入れるために使っている、動いている、汗を流している時間。
それがCreativeです。
具体的には、筋トレ、読書、語学学習などが挙げられるでしょうか。
まさに今私が行っているブログ執筆もそうです。
筋トレをしてかっこいい体、スリムな体、健康な体を手に入れたい。
読書をして知見を深めたい。
英語を学んで留学生と話してみたい。
そういった欲求を実現するために使う自由な時間がCreativeなのです。
Waste
自由に使えるけど、何も生み出さない時間はWasteに属します。
惰眠を貪る。
ネットサーフィンをする。
ダラダラとネットフリックスを見る。
こういった活動は全てWasteです。
おそらく1日をこれらの時間で埋め尽くしてしまったとしたらあなたは次の様に言うでしょう。
“What a waste!(なんて無駄なんだ!)”
そう、無駄なんです。
自由に使える時間があったのに、何もしなかった。
それを使えばかっこいい体か手に入ったかもしれない。
知らなかったことを知れたかもしれない。
英語を話せるようになっていたかもしれない。
時間を投下して見返りが手に入ったかもしれない…
のに、それを無駄にしてしまった。だからWasteなのです。
Task
自分でコントロールできない時間は全てTaskです。
試しに英語でtaskを調べてみましょう。
task
a piece of work that must be done, especially one that is difficult or unpleasant or that must be done regularly
https://www.ldoceonline.com/jp/dictionary/task
訳すと、
やらなければならないこと。特に困難であったり、面白くなかったり、日常的に行わなければならないこと。
と、ネガティブ要素満載の英訳が出てきます。
この訳にあたる事としては、
大量のコピーをとる仕事、日々の家事、掃除といった作業が当たるでしょうか。
さらに自分はこれに加えて、所属する企業で発生する日々の仕事もこれに属すると考えています。
クライアントへのアポ取り、お得意先との商談、営業実績の報告。
おそらくこういった仕事はto doリストにまとめている人が多いのではないでしょうか。
そして終わったものから
消していく。
消していく。
消していく。
そう、消されるんです。
これをやったからといって特に何があるわけでもない。
何も生み出さない。
でもやらなければならない。
それがTaskです。
Creativeな時間は増やせる
ここまでの内容を読んで、
俺はネットフリックス見てる時間が何よりの至福なんだ!
自分は営業で、うまく話がまとまったときにやりがいを感じるんです。
といった反論があるでしょう。
正しいです。
ネットフリックスに夢中になって満足した。無駄だと思ったことはない。
営業でどうやったらうまく商談を成立させられるか考えるのが好き。
まとまればこの上ないけど、たとえうまくまとまらなくても、次に活かす材料になる。
上の1つ目の例ではWasteがCreativeに、2つ目の例ではTaskがCreativeに変わっています。
結局その人がどう捉えるかです。時間の3分類は主観的なものですから。
日々Taskで埋め尽くされる生活の中、貴重な自由な時間をネットフリックスに使って至福を生み出す。
成り行きに任せても仕事としては成立するが、自ら意志を持って商談に挑んだことで、この場合はうまくいった、うまくいかなかった、という検証結果を生み出す。
商談という動かせない時間に対して、自分の時間を自由に使ったことで経験を得ることができた。
自由に使えない時間に自由な時間を投資することで価値を生み出す。
Creativeな時間にすることができるのです。
to doリストに商談の二文字は横線で消されるかもしれませんが、その経験は残るでしょう。
WasteやTaskをCreativeにする方法。
それは目的意識を持つことです。
なんのためにやるのか、それをすることで何が得られるのか。
その時間を通して得られるモノ、コト、経験。
それが社会に存在する「差」につながるのだと思います。
時間を考える
究極的にはCreativeな時間で埋め尽くすことができれば、常に何かを生み出している、生み出すために動いている状態になります。
そこまでしなくともCreativeな時間をより長く生きるのが人生の豊かさにつながると信じています。
そのためには、今自分がしていることはCreativeなのか、Wasteなのか、Taskなのかを認識しなければなりません。
“Time is money”
どう使うか、どう使いたいのか、どう使っているのか。
もう一度自分の時間見直してみませんか。