このマンダラート作成をしていて気づいたのは、南極にいくという目標に対して掲げた8つの項目はこれが揃ったら南極に行けるという達成すべき行動計画、to doリストというよりも、こういう状態になった自分でいたいという自身の願望で構成されているということです。
正直行くだけであれば、お金を400万円貯めて、20日の休暇を獲得できれば可能でしょう。
しかしそれでは結局のところ、to do リストを細分化してタスク処理をする仕事の時間と大して変わらないつまらないもののように私は感じるのです。
どうすれば行けるのかという問いを細分化してto doリストにまとめるだけでなく、なぜ行きたいのか、どういう自分でその地に立ちたいのか、といった自分自身を問いただし、実現しているイメージを潜在意識に刷り込ませ、本当に実現してしまう。これがマンダラートの真価なのではないかと思う様になりました。
今回は知識についてです。
南極に行くために自分が身につけていなければいけない知識とは何か。
行った時自分が身につけていたい知識は何か。
そんなことを考えながら埋めてみました。
【知識編】私のマンダラート
- 毎月10冊本を読む
個人的に読書には知識獲得とメンタルの安定という2つの効能があると考えています。
私は、社会人1年目は仕事のことばかり考えてしまい正直精神的に病んでしまいました。
そこで仕事以外のことを考えるために、読書の習慣を取り入れました。
特段アカデミックな文章を読んでいた訳ではないのですが、仕事のことを忘れて本の世界に没頭したことでストレス解消になったのです。
社会人になると、学ぶ機会は基本的に会社から配布された資料やマニュアルを覚えることに留まり、それ以上は自分で時間を作って学ぶ必要が出てきます。
資格の勉強や語学学習に力を入れるのも素晴らしい自己投資ですが、個人的に日々読書する時間は確保したいところです。
毎月10冊という数字ですが、大体1日40分の時間を読書に充てられるとすると、本の内容にもよりますが、自分のペースでは100ページくらい読めるので、1冊200~300ページくらいの本なら1ヶ月で10冊が妥当ということで設定してみました。
- 思考を整理し発信する
獲得した知識や情報は自ら活用しなければ持っていないのと同じです。
そして知識は他者に伝えることでより理解が深まると考えています。
具体的にはこのブログになると思います。
今回「思考を発信する」ではなく、「整理し、発信する」にしたのは、
思考を整理することで、自分の伝えたいことは何か、それぞれの知識はどう繋がっているのか、が明確になり受け取る側により刺さりやすくなるとの思いからです。
発信するだけでは、空に向かって1人でボールを投げている様なものです。
球種は何か、握り方は、力の入れ具合は?それらを考え、受け取る人のミットを目掛けて一球入魂する。そんな発信を目指します。
- 他人から学ぶ
人で本を読んだり、ネットを漁ったりして獲得する知識には限界があります。
知識とは既に書籍に書かれるような定石となっているものもあれば、個人の経験の蓄積として、まだ世に公開されていないものまであります。
後者の知識を獲得するためには積極的に他者と交流を図り見識を深めていく必要があります。
- 思い立ったら調べる
すぐできることはすぐにやる。調べようと思ったことはすぐ調べる。何か行動を起こす時に生じる迷いや気だるさにかける時間は無駄でしかありません。時間を無駄にしないためにも瞬発力ある決断が必要です。
また、何かを調べようと思って後回しにした結果、何を調べようとしていたのか忘れてしまった経験は誰しもあるでしょう。とるに足らないことを調べようとしていたのかもしれませんが、そのとるに足らないことを調べたことで何か閃きがおき、他の分野で活かせることが見つかることだってあると思います。
ニュートンが木から落ちるりんごを見て万有引力の法則を閃いたような、ものすごいインスピレーションを得ることは稀ですが、そういうチャンスを無駄にしないようにするためにも気になったらすぐ調べるようにしたいものです。
- 多様なジャンルに触れる
読書のところでも触れましたが、私は仕事のことばかり考えてメンタルヘルスを崩してしまいました。
1つのことに執着しては視野狭窄に陥ってしまいます。広く学ぶことでかえって悩みを抱えていた分野を多面的に捉えることができ、悩みの解決につながることもあるのです。
- 暗黙知を言語化する
暗黙知とは、経験や勘に基づく簡単に言語化できない知識のことを言います。
仕事の中でも、特に職人仕事だと「こう」やればうまくいくといった表現が使われることがありますが、この「こう」こそが暗黙知です。
反対に客観的に言語化された知識を形式知と言います。
暗黙知を形式知として言語化することで、自らの経験を知識として蓄え、発信できる形にすることができます。本やネットの情報媒体を介さない1次情報としての知識は貴重で、かつ自分で言語化したものは身につきやすいですから、知識獲得の上で経験の言語化は重要な訓練と言えそうです。
- 南極の基本情報について知る
ここにきてやっと、南極そのものについての知識という項目が出てきました。
冒頭申し上げた通り、私にとって南極に行くための知識とは、渡航のための知識や南極の生態情報よりも、その時点で自分が社会生活の身につけていたい、知識の広さ深さ、発信力、言語化能力といったものの優先順位が高いようです。
もちろん南極についての情報は知らなければなりませんが、それ以上に自分の人生で使える知恵を備えた人間として南極に行きたいのだと思います。
【まとめ】これからやること
今回もざっと思いついた順に書いてみましたが、まとめると
発信する知識
- ブログを通して、獲得した知識を整理し、発信する。
- 暗黙知を言語化し形式知として発信する。
獲得する知識
- 毎月10冊本を読む。
- 思い立ったら調べる。
- 多様なジャンルに触れる。
必要な知識
- 南極の基本情報
また他人から学ぶということは、交流の中でお互いの知識を深めあうことから、発信する知識と獲得する知識の領域に属するかと思います。
これからの具体的な行動としては、
- 毎月10冊読書
- ブログによる自分の考えの発信
- 仕事の中での経験を言語化する
以上の3つを行います。その他マンダラートの項目に入れたものも日々意識していきたいと思います。